



こんにちは。
フラワードロップス*タロです。
今週の金曜日から、『遠州横須賀街道ちっちゃな文化展』始まります。
『TARO』で出展致します。
場所は、横須賀高校近くの三熊野神社の西側の『20番』のお宅になります。
古い町並みが残る遠州横須賀街道の70軒余りのお宅が、3日間ギャラリーに変身です。
100名程の作家さんが、県内外から集合致します。
文化展案内、巻頭ページより…
『普通のまちなみをあえて「晴れ舞台」にすることで、「日常の良さ」を逆に意識していただくこと。これが文化展の主眼でした。それは、ふだんの暮らしが当たり前に続いていることが前提です。
この当たり前がいかに貴重なことか、かけがえのないことか、2011年の文化展ではより強く意識させられます。日常を普段どおり過ごせるありがたさを、ふるさとの姿がそこにあるというありがたさを、ちっちゃな「行動」で周囲に還元することができたとき、この催しは、もうワンステップ、開催意義を深められると思います。すべてのことに感謝しつつ。』
2011年の今年、「この当たり前がいかに貴重なことか…」
具体的には書かれていませんが、東北の大震災や、秋の台風上陸など、多くの災害や社会的な変動の大きな昨今、今年も横須賀の文化展を開催するにあたっての言葉だと思います。
全ては他人事ではなく、自分達の生活にも有り得ることであり、少なからずの影響もあることです。
思いをはせ、感謝し、「行動」に移し、「形」に具体的にすること。
その横須賀の皆さんのエネルギーに感謝致します。
そして、微力ながら、自分も参加させて頂くことを誇りに思い、表現の場とさせて頂きたいと思います。
この案内を読む前に、現場のお宅にご挨拶に伺いました。
台風の後です。
すぐ横の三熊野神社にお参りもしました。
自分の目に飛び込んできたのは、大風で落ちて散乱した様々な木の枝でした。
考えるより先に、心惹かれ、手に取っていました。
長い年数、この地に根を生やした木々達の無言のメッセージ。
落ちた木の枝達は、あるがまま、悲しみでも怒りでも、喜びでもなく、あるがままがそこにおこり、あることに惹き付けられました。
私には、それがとても美しく感じ、次第に文化展の展示へと思考が移り始めました。
軽バンの荷台にいっぱい積めるだけ、落ちた木の枝を集めました。
展示に使いたいと思っています。
(落ちた木の枝達は、生木ではなく、既に枯れていたもの達です。自然の節理により、本体と離れ地面へと降りてきていました…)
自分の想いと衝動が、文化展さんの意図と遠からずであるのではないかと感じ、嬉しく思います。
「特別な晴れの日」でありながら、逆に「普通」を意識すること。
「普通」であることへのありがたさと、「晴れの日」への感謝。
「すべてのことに感謝しつつ。」と締められている文面どおりだと思います。
私の「特別」で「普通」である様々を表現してみたいと思います。
それは、言葉でも無く、上手に出来る説明でも無いのですが、私の「特別」で「普通」なことは、皆さんの内面にも多々おこっていることなのではないか…
そして、それらは、小さな水や光の粒子から地球、宇宙の彼方までも広がる自然の営みでもあるのではないか…
と、恐縮ながらも表現を続けるのです。
それらは、「Drops*」の原点でもあります。
『遠州横須賀街道ちっちゃな文化展』
21日(金)、13時〜17時
22日(土)、9時〜21時
23日(日)、9時〜17時、
ぜひ、横須賀の町並みを散策にいらして下さい。